タンカ(チベット仏画)絵師 多良佳さんに、 私がネパールで買ったタンカの神様を教えてもらいました。 そしたら、描かれていたのはなかなか激しい神様。でも、この神様が描かれることは珍しいそう。こういう事がわかるのも00:00ならではの醍醐味ですね♪ 【金剛瑜伽女】( チベット語:ドルジェ・ネルジョルマ 梵語:ヴァジュラ・ヨギニ )渦巻く炎の光背の中央に、生首の首飾りや骸骨の冠、骨の飾りを身に着け、蓮の上の日輪座に横たわる屍の上で舞い、若い女性の魅力的な容姿を持ち微笑みを浮かべながらも、開いた口からは尖った犬歯をのぞかせ、逆巻くオレンジ色の髪、大きく見開いた三つの眼というように、激しくも魅惑的な姿で描かれている。 頭頂には黒い猪の頭部、右手でティグ(肉切り包丁)を振り上げ、左手には血で満たされた骸骨杯を胸前に持ち、肩にはカタム(カトヴァンガ)と呼ばれる杖を立て掛けている。死、バルド、転生という世俗的な経験を超え、ヒンドゥー教でも仏教(密教)でも、偉女神大な力を持ち、精神的世界へと導く女神。